1948-06-15 第2回国会 参議院 予算委員会 第30号
これは別の機會において総理、大藏等に國策基本として伺いたいのでありますが、先ず運輸大臣に伺いたいのは、鐵道などにおきましても、鐵道會計などは一番不健全財政の最大なるものでありまして、料金を値上げしても尚足らないで一般會計から補助して、更に尚その以上に公債借入金で賄つておる。曾て私は申しましたように火の車財政であるわけであります。
これは別の機會において総理、大藏等に國策基本として伺いたいのでありますが、先ず運輸大臣に伺いたいのは、鐵道などにおきましても、鐵道會計などは一番不健全財政の最大なるものでありまして、料金を値上げしても尚足らないで一般會計から補助して、更に尚その以上に公債借入金で賄つておる。曾て私は申しましたように火の車財政であるわけであります。
それから鐵道通信行政費繰入、これは今年度から初めてのものでありますが、鉄道、通信両會計につきまして獨立採算性を採つて、運賃の引上げをいたすという際におきまして、一般の行政に属するような監督経費をも含めるのはおかしいじやないか、それは一般的な経費だから一般會計から繰入れたらどうかという議論がありまして、鐵道會計に付しまして十四億圓、通信會計で本億圓、これは一般の監督行政に関する経費でありますので、一般會計
次に帝國鉄道鐵道會計の昭和二十一年度決算に就いて御説明申上げます。先ず資本勘定に就いて申上げますと、資本勘定の歳入豫定額は五十一億四千二百五十八萬餘圓でありまして、これに對しまして、收入濟額は五十億八千九百三十五萬餘圓でありますから、差引五千三百二十三萬餘圓の減收となつて居ります。これは主として公債金特別會計よりの受入及び地方鐵道及軌道會社よりの納付金が豫定よりも少かつたのに因るのであります。
それから運賃の改訂決定に當りましては、これは鐵道の特別會計、即ち獨立採算制の原因からのみ考えまして、これを作案いたすということは間違つておるのでございまして、これ亦世間往々にいたしまして、一部においては鐵道會計の獨立採算制を確保せんがために、運賃を値上げをするのだというふうに推測をせられておる點があると思うのでありますが、先程から御説明申上げますように、只今の日本經濟の現状から考えまして、物價と賃金
そういう関係もありまして、鐵道會計における公債の發行額というものは、暫定豫算におきまして、確定的に移動するのは如何かと思われるというような意見もございまして、その決定に至るまで、一時借入金で繋いで行つては如何なものか。こういうようなお話がありました。
次に國有鐵道事業特別會計及び通信事業特別會計におきましては、今次補正豫算の編成にあたりまして、人件費及び物件費等につきまして、相當の節約を行うことといたしましたにもかかわらず、現在の收支状況におきましては、當初豫算及び補正豫算を通じまして、歳入不足が鐵道會計におきまして百十一億九千百餘萬圓、通信會計におきまして四十三億六千二百餘萬圓に上る情勢であります。
次に帝國鐵道會計決算につきまして御説明申し上げます。帝國鐵道會計の歳入決算につきましては、先日概略申し上げたのでありますが、後に申し上げる收支計算についての説明の都合もありますので、ここに重ねて申し上げることといたします。 まず資本勘定について申し上げます。
○東谷説明員 ただいまのお言葉でございますが、鐵道及び通信の特別會計に對する大蔵省の豫算面における掌握力につきましては、事實上多少あるかとも思われますが、會計檢査院の見たところでは、そういうふうには必ずしも映じていないのでありまして、實地檢査、あるいは書面檢査におきましてもそうでありますが、鐵道會計といわず、通信會計といわず、一體私どもの感じから申しますと、作業會計、あるいは事業會計といつたものにつきまして
○田中(不)政府委員 帝國鐵道會計に關しまする會計檢査院の批難の要旨につきまして一應御説明を申し上げます。歳入につきましての批難の要旨の概略を申し上げますると、一件、收益勘定歳入の運輸收入の徴收處置が適當でないという御批難をいただいておるのであります。
○苫米地國務大臣 鐵道會計が赤字になりましたことは、最初われわれの計畫いたしましたのが齟齬いたしまして、まことに殘念に思う次第であります。これはこの説明にありますように、最初の豫算、つまり前内閣時代の豫算でも、八十三億の赤字が出ることになつていたのです。そこでどうしても運賃が安過ぎる。これは現在でも旅客運賃は輕うじて間に合いますが、貨物運賃は實費の三分の一しかないのです。
○中崎委員 次に鐵道經理の問題でありますが、現在の状態をもつてすれば當然鐵道會計が赤字を加算していくということは、想像し得ることであります。これを克服するためには、鐵道の運賃の引上げ、あるいは鐵道從業員の配置轉換、整理というような問題が、考えられるわけでありますが、この點について、どういう考えをもつておられるか伺いたい。
○竹谷委員 そうしますと結局、遞信、鐵道會計以外の一般會計竝びに特別會計の人件費については、一割節約をすることになつておりますから、それらの官廳におきましては、結局定員の一割ではないが、金額については一割分だけ行政整理が行われるという結論に相なると了承してよろしいのでありますか。
鐵道、通信及預金部繰入は八十五億圓でありまするが、内譯といたしましては鐵道會計が五十億圓、通信會計が二十五億圓、預金部が十億圓であります。いずれも後年度におきまして一般會計に繰戻をいたすわけであります。
すなわち鐵道會計及び通信會計、この兩會計の本年度の資金不足額は二百九十億圓ということになつております。そうしてこれに政府が八十何億かの金を出しましても、たいへんな不足があるわけでありまして、その不足のほとんど全部は日本銀行から直接借入れるということになつておる。すなわちこの點から二百億圓ばかりの新しい紙幣がインフレートするということは疑いありません。
これに對しまして、財政資金は、第三・四半期中租税の徴收に格段の努力を加えまして、二百五十億圓程度收入を確保しますれば、これに專賣收入を含めて、一般會計において約百億圓程度の收入不足となる見込みで、特別會計は食糧管理會計とか、貿易資金會計であるとか、鐵道會計、遞信會計等で相當多額が見込まれ、全體で合計三百三十億圓程度は支拂超過となる見込みであります。
從いまして今囘一般會計から繰入れてもらいました五十億の金は、他日鐵道會計の經理の面からこれを填補していくというふうに考える次第であります。ただしその年限があまり短かいと、非常に無理な運賃の是正になりまするから、できるだけこれを長期にいたしまして、ただいまのところでは七箇年計畫でこれを繰戻していくというふうな方針をとつて、現在この七箇年計畫を研究中でございます。
そのうち鐵道會計の分は四十億、また終戰處理費會計のものが五十億近いのであります。その他の分は各省の雜多な經費に屬するわけであります。これが處置につきましては未拂金がさように百二十億もあるということが、金融を非常に壓迫しているという問題がありまして、その後鐵道會計におきましても、終戰處理費會計におきましても、相當支拂を促進いたしているのであります。
○栗栖國務大臣 今度の補正豫算につきましては、鐵道會計に五十億、通信會計に二十五億、こういうものを臨時例外的の措置として繰入をいたしたのでございます。これは特別會計の獨立採算制、こういう立場から申しましても、一時例外的に繰入をしたのであります。二十三年度からは改善合理化という線に沿つて赤字をなくする。
次は鐵道通信及び預金部繰入八十五億圓、このうち鐵道會計に繰入をいたすものが五十億圓であります。それから通信事業特別會計に繰入れるものが二十五億圓、預金部に繰入れるものが十億圓であります。
○西村(久)委員 次に鐵道會計、通信會計の不足財源を公債金に充てておるのでございますが、こういうふうな赤字を示す關係から考えますると、また近く鐵道の運賃、あるいは通信料金でも値上げしなければ、この會計の收支はもち得ないような關係に相なつておるのではなかろうかと思うのであります。
○西村委員 この通信會計、鐵道會計の赤字の出來ます大體の原因はどういうところにあるのでございましようか、そう點一つ御説明願います。
運輸省の帝國鐵道の收益勘定、歳入の點で、東京急行その他の會社との交互計算の點でありまするが、末年度におきまして、二十年度の歳入に採入れなければならんもので書いてないものが二千二百萬圓ある、御承知のごとく鐵道會計はなかなか苦しい會計なのでありまするが、いろいろな事情はございましようが、歳入の面は取れてない、支拂面は支拂つておられるというようなことは、經濟面としても餘り面白いことではないというので、一應徴收上措置緩慢
これを前年度からの繰越資金八千九百二十四萬餘圓より差引きました六千八百九十四萬餘圓を帝國鐵道會計法第十一條により資金として翌年度に繰越しまして、本勘法の決算を了したのであります。次に用品勘定の歳入豫算額は十億五千九百十六萬餘圓でありまして、これに對しまして收入済額は十億三千三百八十五萬餘圓でありますから、差引二千五百三十一萬餘圓の減少となつております。
政府といたしましては、少くとも健全財政主義を貫くという意味で、もつと積極的に財政經濟の面に意を注ぎますとともに、進んでは特別會計における赤字のごときものも、もし政府に勇氣があるならば、鐵道會計あるいは通信會計にしても、その經營の合理化ということを積極的に斷行せられることによつて、おそらく赤字を克服する大きな理由をそこにつくり上げることができると思うのであります。
又補給金制度を全面的に廢止しようというような一般的な方針もございまするので、今まであつたのを、むしろ中正したということになりまするから、これは鐵道會計それ自身で改善の方法を考えなければならんと思うのです。それから戰時中この苦しい經營を續けまして、そうして黒字があればこれを政府へ納めたというような點も無論でございます。